判例検索β > 昭和52年(あ)第740号
業務上過失傷害、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律違反
事件番号昭和52(あ)740
事件名業務上過失傷害、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律違反
裁判年月日昭和53年2月3日
法廷名最高裁判所第三小法廷
裁判種別決定
結果棄却
判例集等巻・号・頁刑集 第32巻1号23頁
原審裁判所名仙台高等裁判所
原審裁判年月日昭和52年2月24日
判示事項鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律一五条の法意
裁判要旨鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律一五条の規定は、その手段において人畜に危険の及ぶおそれの高度な猟法を禁止したものであり、狩猟のため据銃をすること自体によつても、同条違反の罪は成立する。
参照法条鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律15条,鳥獣保護及狩猟ニ関する法律21条1項1号
裁判日:西暦1978-02-03
情報公開日2017-10-17 14:04:55
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主 文
本件上告を棄却する
理 由
被告人本人の上告趣意は、事実誤認、単なる法令違反の主張であつて、刑訴法四〇五条の上告理由にあたらない。弁護人伊藤敬壽の上告趣意第一点は、事実誤認、単なる法令違反の主張であり、同第二点は、判例違反をいうが、引用の各判例はいずれも事案を異にし本件に適切でなく、同第三点は、判例違反をいう点を含めて、その実質は単なる法令違反の主張にすぎず、同第四点は、事実誤認、単なる法令違反の主張であり、同第五点は、憲法三八条一項違反及び判例違反をいう点を含めて、実質は、すべて単なる法令違反、量刑不当の主張にすぎず、いずれも適法な上告理由にあたらない。
なお、鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律一五条の規定は、その手段において人畜に危険の及ぶおそれの高度な猟法を禁止した
ものであり、被告人が本件据銃をしたこと自体によつて同条違反の罪が成立するとした原判断は、正当である。
弁護人富岡秀夫の上告趣意は、憲法三七条一項違反をいうが、その実質は事実誤認、単なる法令違反の主張であつて、適法な上告理由にあたらない。 よつて、刑訴法四一四条、三八六条一項三号により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。
昭和五三年二月三日
最高裁判所第三小法廷
裁判長裁判官 高 辻 正 己 裁判官 天 野 武 一 裁判官 江 里 口 清 雄 裁判官 服 部 高 顯 裁判官 環 昌 一
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