判例検索β > 昭和45年(あ)第687号
業務上過失傷害
事件番号昭和45(あ)687
事件名業務上過失傷害
裁判年月日昭和45年11月26日
法廷名最高裁判所第一小法廷
裁判種別決定
結果棄却
判例集等巻・号・頁刑集 第24巻12号1699頁
原審裁判所名東京高等裁判所
原審裁判年月日昭和45年3月12日
判示事項法定刑が同一である数個の罪が一所為数法の関係にある場合における法令適用の判示方法
裁判要旨法定刑が同一である数個の罪が一所為数法の関係にある場合には、法令適用の判示として、単に刑法五四条一項前段、一〇条を示しただけで、そのいずれの罪の刑が最も重いかを明示しないでも、必ずしも違法とはいえない。
参照法条刑法54条1項前段,刑法10条
裁判日:西暦1970-11-26
情報公開日2017-10-17 14:11:10
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主 文
本件上告を棄却する
当審における訴訟費用は被告人の負担とする。
理 由
弁護人尾崎昭夫の上告趣意のうち、判例違反を主張する点は、引用の判例は本件と事案を異にして適切でないから、所論はその前提を欠き、その余は、事実誤認、単なる法令違反、量刑不当の主張であつて、いずれも刑訴法四〇五条の上告理由にあたらない(なお、原判決の是認した第一審判決は、その認定したAおよびBに対する業務上過失傷害の事実に関する法令の適用として、刑法二一一条前段、罰金等臨時措置法三条一項一号のほか、刑法五四条一項前段、一〇条を示しているだけで、右両名のうちいずれに対する罪の刑が最も重い刑であるかを明示していないことは、所論のとおりであるが、右のように数個の罪の法定刑が同一である場合には、そのいずれの罪の刑が最も重いかを明示しないで一罪として処断することは、必ずしも違法とはいえない。)。
よつて、同法四一四条、三八六条一項三号、一八一条一項本文により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり決定する。
昭和四五年一一月二六日
最高裁判所第一小法廷
裁判長裁判官 入 江 俊 郎 裁判官 長 部 謹 吾 裁判官 岩 田 誠 裁判官 大 隅 健 一 郎 裁判官 藤 林 益 三
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